福祉住環境コーディネーターは、高齢者や障がい者に住みやすい住環境を提案するアドバイザーです。
『医療』『福祉』『建築』についての幅広い知識を身に着け、他の専門職の方と連携を取りながら、適切な住宅改修のプランを提供したり、福祉用具や介護保険制度などについてのアドバイスもします。
試験合格後は、皆様それぞれの専門分野と組み合わせ、福祉住環境コーディネーター資格試験で学んだ知識を実践で活かされていることと思います。
ただ、福祉住環境コーディネーターは『医療』『福祉』『建築』の3分野で幅広い知識が必要で、実践で活かそうとすると試験勉強で学んだ知識では不十分だったり、自分の専門以外の分野はなかなか勉強が進まなかったりします。
この記事では、
幅広い知識が必要な福祉住環境コーディネーターの試験勉強で学んだ知識に深みや広さを与えてくれる【おすすめの本】を紹介します。
実践に活かすうえで役に立ったり、自分の専門以外の分野のことをわかりやすく勉強できる本になります。
今まさに資格取得を目指している方は、問題集や参考書だけでは息詰まってしまう試験勉強の合間に、
すでに福祉住環境コーディネーターの資格取得をされた方も、学んだ知識を深めるために、
チェックしてみてください!
認知症世界の歩き方-筧 裕介(ライツ社)
筧 裕介さんが書かれた『認知症世界の歩き方(ライツ社)』です。
福祉住環境コーディネーターにとって、『認知症』は切っても切り離せないものです。
高齢者が要介護状態になる原因の第一位は『認知症』です。
福祉住2級の公式テキストでも10ページ以上『認知症』について割かれており、関連まで含めると数十ページにもなります。
『認知症』については、
私自身も十数年介護現場に入り現在も介護施設の運営に携わっている中で、外からよく見てきましたし、福祉住の試験でも勉強してきました。
私がこの『認知症世界の歩き方』を読んで、一番画期的だと感じた一番のポイントは、『認知症のある方が生きている世界』を本人視点で見えるようにしていることです。
介護従事者の視点や医療系の用語などで『認知症』について説明したものはよくみますが、認知症の方ご自身の視点、気持ち、困ったことなどを書いてある本は珍しいです。
福祉住の勉強で客観的に学ぶことに加えて、認知症ある方ご本人の視点がわかることは、試験勉強においても、合格後の仕事においても絶対にプラスになります!
認知症のある方の視点や気持ちがわかると、福祉、医療、建築の現場でも対応の幅が広がります!
電子版はこちらです
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著者の筧 裕介さんが代表をされている『issue+design』のyoutubeで、『認知症世界の歩き方』の各章を1~2分の短い動画でまとめています。
大量に覚えて絶対に忘れない 紙1枚勉強法-棚田 健太郎(ダイヤモンド社)
棚田行政書士が書かれた『大量に覚えて絶対忘れない「紙1枚」勉強法(ダイヤモンド社)』です。
私は宅建試験を4回目の挑戦で合格できましたが、3回目の試験の1か月前に棚田行政書士のyoutube『不動産大学』に出会いました。
棚田行政書士は、youtubeを毎日更新されており、1本10分前後と見やすい長さなので、皿洗いや歯磨きをしているスキマ時間でも見ることができます。(他の宅建講座の動画は、1本が30分や1時間以上のものが多いです。)
不合格を重ねていた当時、私は仕事をしながらの資格取得だったこともあり、『勉強できる日』もあれば『全く勉強ができない日』もありました。社会人で資格を取得されようとしている方は、なかなか決まったペースで勉強時間を確保することが難しい現実があります。
ただ…一日まるっきり勉強しない日があると、次の日勉強をする気力を振り絞るのが大変です。
自分で「資格取得したい!」と思って始めた勉強なのに、一度勉強しない日があると再び勉強しだすのがおっくうになってしまいます。
そんな葛藤の中、「机に向かって勉強できない日だろうと、毎日upされる棚田行政書士の動画だけは絶対に見る。」と勉強を続け、4回目の挑戦で宅建に合格できました!
(残念ながら棚田行政書士と出会えたのが『3回目の宅建試験の1か月前』なので3回目は不合格でした・・・)
3回も宅建試験に落ちた私が合格できた秘訣は、
たとえ1日5分でもいいから、取りたい資格の勉強をすること
です。
資格試験の勉強は、机に向かってテキストとノートを開いて勉強しなければ意味がないと思っていましたが、社会人で資格取得を目指すとなると急な仕事にも対応したり、まとまった勉強時間が確保できない日々が続きます。頭では「資格試験の勉強をしないといけない。」とわかっていても、現実難しいこともあります。ご家庭をお持ちの方なら、ご家族と過ごす時間も大切でしょうし、ますます勉強時間の確保が難しくなります。
私は棚田行政書士の動画に出会って、『机に向かって勉強するだけが資格の勉強ではない。』『机に向かえない日だろうと、5分でも10分でも何かしら資格の勉強になることをする。』と決めました。
宅建に限らずどの資格試験の勉強でも同じだと思いますが、毎日とりたい資格について接してモチベーションを維持することは大切です。
机に向かって勉強ができなかった日も
「勉強できなかった」とモチベーションを下げるのではなく
「資格について●●の動画を見て勉強したぞ」と考え、モチベーションを高くしておきます。
棚田行政書士が書かれた【「紙1枚」勉強法】の書籍では、
- 第3章:三日坊主を撃退するモチベーションマネージメント
⇒毎日続ける為のコツ - 第1章:紙1枚でできる「忘れさせない大量記憶法」
- 第2章:「ながら学習」で大量記憶!耳学をマスター
⇒資格取得の具体的な勉強方法
など、宅建やFPに限らず 福祉住環境コーディネーターを目指す方にも参考になるので、是非手に取ってみてください。
福祉住環境コーディネーターの試験だけでなく、宅建やFP、行政書士など資格の勉強方法に悩んでいる方におすすめです!
電子版はこちらです
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